最も古い写真の記憶は、小学生の頃。親戚の叔父さんがフィルムカメラ(たしかNIKON FM)で撮影した地元・能登半島の景色をまとめたアルバムを幼心に読んでいたことを思い出します。その後は特にカメラに関わることはしばらくありませんでしたが、幼い頃から芸術が好きで美術館には子供の頃からよく行っていました。

カメラを初めて購入したのは18歳。関西の大学に通っており、京都が近かったので毎週のように様々な寺社仏閣、偉人の足跡を辿っていました。京都の美しい日本建築や風景を見ているうちに、友人や留学生たちと記念に写真撮影をしたいと考え、初めてのカメラFujifilm X-E1を購入しました。

20歳、初めての海外にして１年間のフランス留学を経験します。美しいヨーロッパの街並み、自然、美術、もちろん自分や友人たちのスナップも含め、全てカメラとともにある留学生活でした。風景写真を通してストーリーを語りたい、と思うようになったのはこの頃です。

さらに撮影技術を向上させるために、日本へ帰国後にNIKON Df、そしてNikon D810を購入し、２台体制になります。この頃に購入したオードリーヘップバーンの写真集を読んでポートレート撮影への情熱を持ちます。

2020年、コロナ禍で旅行が制限された時に留学時の写真を見返した時に、風景の中に溶け込んだ学生時代の情熱、想い、そして友人たちとの会話、様々な記憶がフラッシュバックしました。ポートレート写真を通してストーリーを切り取ることの面白さに気づいた瞬間です。

旅行、冒険、セルフブランディング、家族、カップルなど、あなたの最も貴重な瞬間をポートレートします。美しい芸術的な写真を撮影するという情熱をもとに、皆様の貴重な人生のストーリーを撮影できることを光栄に思います。